評判のバリスタに誘われて…大人の魅力とエロス溢れる情愛セックス (ページ 4)
人波が寄せては返す駅前に、利人さんは静かに立っていた。
少しがっしりとした体に、ネイビーの半袖シャツが良く似合っている。
ギャルソン姿とは雰囲気が違う。
危うい、色気がふわりと香る感じ。
「良かった。来てくれて」
わたしが近寄ると、利人さんは優しく笑った。
「何が食べたいですか?何でもごちそうしますよ」
「じゃあ、エビが食べたいです」
利人さんの余裕のある空気に導かれて、つい素直になってしまう。
「寿司か、鉄板焼きか、エビチリ、エビマヨという選択肢もありますね」
「エビマヨがいいです!」
「分かりました。ちょっと変わった中華屋さんがあるので、そこに行きましょう」
背中を抱くようなエスコート。
大きな手のひらを感じた瞬間、全身に電気が走った。
美味しいエビマヨを食べて、美味しいお酒を飲んで、楽しくお喋りして。
少しずつ、水に絵の具が滲んでいくように、利人さんはわたしの心に入ってきた。
それが嫌じゃなくて、気づけば、わたしは利人さんに全てを委ねていた。
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