他に女がいたとしても私は…雨の日にしか会えない男 (ページ 3)
そして、それらしき車を見付けた。
絵莉は運転席を覗き込んだ。
そこには煌太が居た。
写真で一目惚れした人が目の前に居る。
煌太は窓を開けると「とりあえず、乗っちゃって!」と言った。
助手席に乗り込むも緊張して顔が見れず声も出ない。
すると煌太が
「やべー、緊張するー。けど…初めまして。煌太です。宜しくね!」
「え…絵莉です…よ…よろしくね!」
絵莉は動揺していた
「雨なのにごめんね!それと…俺なんかで良かった?ショック受けてない?笑」
絵莉は首を横にぶんぶんと振った。
「そっか!良かった♪ねぇ…だけど本当にいいの?」
「…うん。」
絵莉は煌太をその気にさせたくて
セクシーな下着姿の写メを送っていた。
そして、煌太に「いつか会いたいな」と言わせた。
やれる女、そうなってもいいから煌太に会いたかった。
二人は近くのホテルに車を走らせた。
部屋に着くと、二人は少し離れてソファに座り普通に会話をした。
気がつけば30分が経っていた。
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