他に女がいたとしても私は…雨の日にしか会えない男 (ページ 2)

絵莉は仕事が休みで

一人出掛けようとしていた。

身支度をしていると

急な雨が降ってきた。

(なんだ…雨かぁ…家で過ごすかぁ)

すると着信が。

「もしもし、どうしたの!?」

煌太からだ。

「雨降ってきたから仕事流れたんだ。絵莉ちゃん休み言ってたからさ…これから会えない?」

煌太は職人。

雨で中止になる事があるらしいが

急な誘いに戸惑った。

しかし断ったら次は無いかもしれない。

だから勢いでOKした。

待ち合わせ場所に着いた絵莉は落ち着かない。

時間が近づくにつれ体が震えてきた。

すると絵莉の携帯が鳴った。

「着いたよ?どこ?」

低くて甘い声…

絵莉はたまらなく好きだった。

この声を聞きながら電話で絶頂を迎えた事もあった。

煌太とテレフォンセックスをした事があったのだ。

まさか会う関係になるなんて…

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