「ちょっと悪いことしない?」残業後のオフィスで幸せいっぱいの対面座位えっち (ページ 3)
颯人さんの読み通り、仕事は着々と片付いていく。
「入力終わりました!」
「ありがとう。こっちももう終わったよ」
おつかれさま!と2人で言いあって、帰り支度をしようとしたら…。
「吉木さん、ちょっと悪いことしない?」
突然、颯人さんがこんなことを言いだした。
何か企んでるみたいに、にやっと笑う彼。
「悪いこと、って?」
「オフィスでしちゃいけないこと…とか」
なんとなく、颯人さんの声に艶っぽいものを感じて、無意識に一歩後ずさりした。
それを見逃さず、颯人さんの手が私の頬に触れる。
「な、なにもこんなところで…」
「『こんなところだから』いいんだよ。それに、さっき言ってくれたよね。『なんでも言ってください』って」
「そっ、それはそういう意味じゃっ…」
「大丈夫。もう22時だし、みんな帰っちゃったよ。見回りは0時まで来ないはず」
「…でも……」
「少しだけなら、ここで悪いことしちゃっても誰にもばれないよ。それに、吉木さんもきっと、すっごく興奮するシチュエーションだと思うけど…?」
少し潤んだ瞳で見つめられて、ドキドキしてなにも言えなくなってしまう。
赤くなって困っていたら、不意打ちにキスされて…、そこから止まらなくなる。
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