楽しみにしていた記念日。なのに遠距離中の彼氏にドタキャンされてしまって…
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楽しみにしていた記念日。なのに遠距離中の彼氏にドタキャンされてしまって… (ページ 1)
あーあ、と思いながら、一人でふらふらと駅構内をうろついていた。
大学時代に付き合い始めて、社会人になってからはずっと遠距離の彼。
そんな彼と、今日は久しぶりにデートの予定だった。
彼が私の街まで来てくれるって言うから、朝からオシャレして駅で待っていたのに…。
急に仕事が入ったって、ドタキャンされてしまったのだ。
「最悪…」
付き合って三年目の記念日。
こんなことなら、こんな暑い中、早起きしてオシャレして駅に来ることはなかった。
重いため息を一つ吐いて、私は駅を出た。
適当に駅構内のお店で食事をしようと思っていたけれど、暑すぎるせいかドタキャンされた怒りのせいか、何も食べる気が起きない。
彼にとって、私はもうどうでもいい存在なんだろうか?
ぼんやり歩いていると、涙で視界が滲んだ。
自分があまりに惨めで、慌てて目元を拭った時だった。
いつの間にか、ラブホ街に入り込んでいることに気がついた。
しかも幸せそうなカップルが、ちょうどラブホの一つから出てきたところだった。
イチャイチャして、まるで悩みなんて一つもないみたいで…。
その姿を見た時、私の中で何かが切れた。
私はろくに考えもせず、そのラブホに一人で足を踏み入れた。
*****
「はあ…」
一番高い部屋に入って、シャワーを浴びてひと息ついていると、少しずつ気持ちが落ち着いてきた。
ベッドに仰向けになれば、天井は鏡張りになっていて、うんざりした顔の私が映っている。
なんでこんなことしてるんだか。
他の部屋では、今頃カップルたちが仲睦まじくイチャイチャしていることだろう。
一方、私は一人寂しく、無駄なお金を払ってベッドで転がっている。
テレビをつけると、過激なAVが流れ始めた。
それを見ているうちに、自然にあそこへ手が伸びる。
画面の向こうでは、AV女優が口にするのも恥ずかしい過激なプレイをしていた。
複数の男の人に代わる代わるペニスを入れられて、はしたない声を上げながら腰を振っている。
気持ちよさそう。
私は慎司にされているのを想像しながら、激しく指を動かした。
でも、自分の指じゃなかなかイケない。
もっと強い刺激がほしい。
我慢できなくて、私はサイドテーブルの引き出しを開けた。
見たことはあったけれど、実際に使ったことは一度もない。
大きな電マを手にしただけで、あそこが濡れるのを感じた。
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