白馬に乗った王子様に略奪されて、めちゃくちゃにイかされまくってしまったその後は… (ページ 2)
「真帆ちゃん、イっちゃった?」
いつの間にか全裸になっているレイにぎゅっと抱きしめられる。
「うん」
「嬉しいな。すごく勉強してきたから」
無邪気に喜ぶレイが可愛くてぎゅっと抱きしめ返すと、大きく硬くなったペニスが私のお腹に押しつけられる。
「やっぱり、いい遺伝子を選ぶために、いろんな人とセックスするの?」
「え?そんなことしないけど…」
「だって、ヒトのペニスがこんな形をしているのは、他のオスの精子を掻き出すためだよね。掻き出しちゃっていい?」
「ちょ…なんでわかったの?」
「僕、匂いにすごく敏感なんだ」
滅茶苦茶な展開だけど、ちょっとだけ元彼に仕返ししてる気分になって溜飲が下がる。
レイのペニスが私の中に入ってきて、甘い痺れが全身に広がり、おねだりするみたいに腰が勝手に動いてしまう。
ゆっくりと中を擦り上げられると、快感がどんどん大きくなって、あそこがきゅうきゅうして、レイのペニスに絡みつく。
「うはっ…真帆ちゃん…すごい気持ちいい…」
レイの動きが速くなって、奥まで突かれ、耐えられなくなって、大きな声を上げてしまう。
「ああっ…だめっ…すごいっ…あっ…あっ あっ…」
「真帆ちゃんの声、すごいエッチ…」
レイの囁きに、背筋がぞくりとして、快楽に脳を締めつけられて、わけのわからない叫び声をあげる。
「あっ…だめっ…もうだめっ…ああっ…イくっ…イっちゃうよぉ…あぁあああっ…」
「真帆ちゃん…僕もイっちゃう…うぅっ…」
脱力するレイをぎゅっと抱きしめて、汗ばんだ髪を撫でた。
*****
「ね、真帆ちゃんのこと、もっと教えて」
「私のこと?」
これまでの展開にツッコミどころが多すぎて、何から話していいかわからない。
「大学生で、趣味は同人活動。今日彼氏に振られたばっかり」
「え、真帆ちゃんを振るなんて、信じられない。いい匂いがして、すごく綺麗なオーラを出してるのに」
「え?そうかな?ありがと」
レイの褒めどころは、ポイントがずれてるけど、そもそもレイはあらゆる面でずれているので、あえてスルー。
「なんで振られたの?」
「嫌われたくなかったから、オタクなのを隠して、彼の言うこと何でも聞いてたら、つまんないって振られちゃった」
「そうなんだ。まったく別の個体同士がつき合うって、大変だもんね。僕らのところでは、みんな自分の分身としかつき合わないから」
え?
「太古の時代には、僕らは別の遺伝子を持った個体と交接してたんだけど、脳が急速に進化したあたりから、僕らは違うものと交わるのをやめたんだ」
ちょっ…レイは一体何者?
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