ある日夢に犬猿の仲の幼馴染が出てきて、夢の内容がマンガみたいな状況で…!? (ページ 5)

海里のモノが私のいい所をとらえすぎて、腰を浮かして快感をかわそうとするが、どうにも海里のモノが当たってしまう。

「はあ…んっ、だめ、海里…っ!!」

びくんと私の身体は跳ね、一瞬で果ててしまった。しかし、海里の鬼のようなピストンは止まらない。…むしろ、速くなっている気すらした。

「あっ…っ、だめ、海里、海里…!!」

「…っ!!」

名前を呼んでも返事はない。しかし、海里のピストンが最高潮に達したとき、私のナカは、海里で満たされてしまった。

「…はあっ、はあっ…」

海里が自身を抜くと、どろぉ、と白濁がナカから零れ落ちる。同時に、海里は私の隣に寝転んだ。

本当に、行為中は海里は一言も発さなかった。…言ったのは、私に対する好意だけ。…それがどんな意味を成すのかは、まだ私にはわからなかった。

「……あの…、海里」

「…なに」

「…さっき、言ってくれたのって…」

「…しらねーよ」

「は、はあ?」

「俺は生涯決めた女としかしない、それだけ」

「…っ」

海里は、ぶっきらぼうだ。昔から。

いつもほしい言葉を言ってくれない、けど、いつも一緒にいてくれた。

私は、小さな嬉しさをかみしめながら、すでに寝ていた海里の横で眠る。

*****

起きると、すでに雀の鳴き声が聞こえてきた。…朝になったようだ。

目を覚ますと、元居た私の部屋に戻ってきていた。ふと床を見ると、海里が座って水を飲んでいた。

「…な、なあ、有果」

「…へ、え?なに」

「だ、大事な話が、…あるんだけど」

-FIN-

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