元カレに弱みを握られた私は、彼のエッチな命令に従うしかなくて… (ページ 3)

適当なホテルに到着した私たちは、今の彼に遅くなることを連絡しなくては…という気持ちに焦りながら、一樹からの命令を待っていた。

「とりあえず、脱いで」

「…はい」

私は抵抗したかったが、逆上されるのが怖かったので、おとなしく従う。

彼への罪悪感で、どうにかなりそうだった。

ゆっくりと、私は全裸になる。一樹は、その様子を椅子に座りながら全身を舐めるように見ていた。

「…2,3年たつけど、変わんねぇなあ、お前の身体。…すげえ奇麗だよ」

「…っ、あんまり、見ないで…」

「わーったよ。そんな恥ずかしがりだったか?別にいーけど。風呂入ろうぜ」

一樹は、今のところは機嫌がいい。…早く終わらせなければ…。

私は焦りながらも、そんなことを思っていた。

風呂をためながら、2人で湯船につかる。

…まだ、たまるまでには時間があった。

私は、一樹を背にして体育座りの体勢で入っていた。

「手、どけて」

「…っ」

一樹の言葉を無視する。それがせめてもの私の抵抗だった。

…わかっている。これで、一樹に身体を許してしまったら。

―――今の幸せが、ことごとく崩れていくということは。

「やっぱ、いい身体してるよ、お前。Gカップくらいはあったっけ?」

「そんなに、ない…っ」

ポチャン、と一樹がお湯から腕を出す。

…ああ、許してはいけないのに。

しかし、この人と、自分の内に秘めた欲求に打ち勝つことが、どうしてもできなかった。

ふわ、と一樹の手が私の胸のふくらみを包む。

その弾力をしばらく確かめてから、くにくにと先端をつまむ。

「ん…っ」

「お、声出てきたな。…今日は昔みたいにいっぱい可愛がってあげるからな」

じわじわとくる快感に、とにかく私は耐えるしかなかった。

少しずつ息が荒くなる。一樹はそれを感じ取って、胸への刺激を強める。

すると和樹は、風呂のへりに置いてあったローションの瓶を静かに取り出す。お湯を止めると、ローションを私の全身にくまなく塗っていく。

一樹の手と私の身体への摩擦がなくなって、より感覚が無防備になる。

私を触る手が胸から下へと続く。腹をツ―…となぞると、その手は私の陰部に伸びていた。

ぬるぬると、一樹の手はワレメをなぞる。

繰り返すうちに「あっ…やあ…」と、無意識に声が漏れてしまう。

一樹はとにかく、愛撫がねちっこかった。

そして、一樹の狙いが、右手にクリトリス、左手には乳首に定まったとき、次第に刺激が強くなる。

「あっ、ああ…だめ…」

「イっていいよ」

その言葉を聞いた瞬間、またしても昔の感覚がよみがえる。

一樹からの刺激がピークに達したところで、私は果てた。

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