痴漢される電車だと知りながら乗り込む私。知らない男の人の手で気持ちよくなってしまって…。
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
痴漢される電車だと知りながら乗り込む私。知らない男の人の手で気持ちよくなってしまって…。 (ページ 1)
電車が到着するというアナウンスが響き、奈々の全身は一層の緊張を帯びた。
今更ながら、少し丈の短いスカートを履いてきたことを後悔する。でも、もう引き返すことはできなかった。
駅のホームに電車が着いて、扉が開く。
隣に立つ望月という男が、奈々の手を取って電車の中へと促(うなが)していく。
緊張と期待が入り混じって、ドクドクと奈々の心臓が早く脈をうつ。
この電車は特別だった。
一車両だけ貸し切りのこの車内では、痴漢行為が公認されている。
痴漢というスリルに魅入られた女性が、合意のもとで参加する、イケナイ体験。
責任者である望月に手を引かれ、奈々はおずおずと扉の中へと入り込んだ。
途端、あちこちから男性の視線が突き刺さる。萎縮(いしゅく)して立ち止まる奈々に、望月は「大丈夫だよ」と話しかけた。
優しい声音と、穏やかなスマイルを向けられてホッとするが、扉が閉まり動き出した車内では、もう逃げ場はない。
通路の真ん中あたりまで連れて来られると、周りなんか見れずうつむきがちになってしまう。
たくさんの男性が自分を見ているのがわかって、薄着の服を視線が貫通してる感覚になり、奈々の身体はかっと熱くなった。
「揺れますから、手すりに掴まっていてください」
「は、はい…。あ、っ…」
望月に言われて、奈々は片手を上げて手すりを掴む。だがその背後に立った望月が、身体を密着させてきた。
薄手のシャツ越しに相手の体温が伝わってきて、意外にも熱いことを知る。
太ももにあたっていた望月の手が、ゆっくりと上ってきておしりにあたる。手の甲でさすさすと撫でられて、まだスカート越しなのに奈々は「あんっ」と可愛らしい声が出てしまった。
咄嗟に片手でスカートを押さえるが、中へと忍び込んでいく望月の手を止めることはできなかった。
薄いレースのショーツ越しに、五指がいやらしくおしりを這い回る。さわさわとソフトなタッチで触られてるだけなのに、もどかしさで奈々は下半身をくねらせてしまう。
「ん、っ…ダメ、ぇ…」
大勢の目の前で卑猥な身体検査をされてるみたいで、どんどん身体が熱くなっていく。
望月の両手が胸元まで上っていき、豊かなふたつの膨らみにたどり着いて、柔らかい胸をむちっと中央に寄せる。
男たちがざわめき、何人かがごくりと喉を鳴らしたのが聞こえた。
「あぁんっ…! あっ、あぁっ」
パンでもこねるみたいに敏感な胸をマッサージされて、奈々は立ったまま身悶える。
下着の中は密かに潤んでいて、思わずもじもじと両脚を交差させてしまう。
ついにはシャツのボタンを外されて、シャツを左右に開かれ、ショーツとおそろいのブラジャーが晒された。色めきだっていた車内は、魅力的な胸の露出で、さらなる熱気に包まれる。
「さあ、皆さんもどうぞ」
望月のその一言が合図となり、遠巻きに眺めていた男性陣は距離をつめていく。
目をぎらつかせた男たちに囲まれて、奈々は身を縮こまらせながらも、心は昂ぶっていた。
コメント (0)