今日は週に一度のご褒美デー。同棲を始めたばかりのいちゃいちゃご褒美えっち

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今日は週に一度のご褒美デー。同棲を始めたばかりのいちゃいちゃご褒美えっち (ページ 1)

「ただいまー」
玄関を開けるとすぐに奥の部屋から「おかえりー」と返事があるので、毎日のことだけど、にやけてしまう。
先日、彼氏の蒼と一緒に暮らし始めたばかり。
なんでもない挨拶にすら、くすぐったくなってしまう。

蒼は在宅ワークで家にいることが多いから、私は近頃いつも明かりがついた部屋に帰ってきてる。それがすごく嬉しい。
明日は仕事も休みだし、少し浮かれてしまっている。

靴を脱いで、洗面所に向かう。
念入りに手洗いうがいをしていると、足音が近づいてくる。
「由依、おかえり~」
気の抜けた声を出しながら後ろから抱き着いてくる蒼を洗面台の鏡越しに見て、私ももう一度「ただいま~」と声をかけた。
首筋にぐりぐりと頭をすり寄せてくれるのがとてもくすぐったい。でも蒼の腕の中に閉じ込められていると、胸がきゅんとする。

「ね、明日休みだよね?」
耳元で確かめるように囁くから、「うん」って答える。
「よかった。……じゃあ、今日ご褒美、いい?」
「ん。いいよ」
「やった」
蒼は嬉しそうに口元をユルユルにさせて笑った。

二人で一緒に暮らし始めるときに、いろんな約束事をした。
家事のこともそうだし、部屋のこと、仕事のこと、お金のこともそう。
そのときに一緒に決めたのが、「ご褒美デー」。
二人とも次の日が休みのときは、お仕事頑張ったご褒美にえっちしようって冗談みたいに決めた。
そうやって約束はしたけど、蒼は毎回私に、してもいいか確認してくれる。
体調が悪かったり、気分が乗らなかったりしたときに私を無理矢理つき合わせたくないからって前に教えてくれた。
だから毎回のことだけど、「いい?」って聞いてもらえると、大事にしてもらえてるって思えて、嬉しくなってしまう。

「シャワーしてくるから、ちょっと待ってて」
巻きついていた腕が、名残惜しそうに離れていく。
ただシャワーを浴びるだけなのに、寂しそうにしてくれるのがかわいくてたまらない気持ちになってしまう。
素早く準備をして、シャワーを浴びた。ドライヤーで髪も手早く乾かした。

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