「お嬢様の願いなら、何でも叶えます」2人だけの合言葉で豹変する送迎係の献身 (ページ 7)

ぱちゅんぱちゅんという激しい音が部屋中に満ちた。

「すごい…気持ちいいよっ…利人さん…」

「ほんと、千星は後ろからされるのが好きだな」

「ぁん、あ、好きぃ」

深まっていく快感に、わたしは溺れて息ができない。

苦しさの中にある恍惚が、全てを消す。

残るのは、利人さんだけ。

窮屈な毎日を忘れて、何もかもを利人さんに委ねて自由になれる。

「もぉ、いく…いっちゃい、ます…」

「まだだ。我慢しろ」

「んくっ…うぅ…はぁ、はぁ…」

「いい子だな。もう少し、待ってろ」

律動に全身を揺らされながら、わたしはその瞬間が来るのをじっと待つ。

「っは…千星、お前の中、溶けきってるぞ」

利人さんの呼吸が荒くなり、腰のリズムも速まった。

わたしは達しそうになるのを、必死に堪える。

「も、むり、がまんできない…」

「好きなだけ、イけ」

熱い手がお尻を鷲掴みにした。

前後の動きが奥を突く小刻みの動きになり、絶頂を目の前に連れてくる。

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