痴漢に手で口を塞がれ性感帯である首や耳、ナカも一緒に責められるいつもと違う通勤電車 (ページ 8)

「あっ!ねぇ……」

「なんだ?」

「首と耳だけは、駄目なの……」

先ほどから、耳元で囁かれるだけでも、足が震えてしまうのに。

周りに聞こえないように、声を潜める。

彼はなるほど、と呟き

「……ッ!」

私の口を塞いで、うなじにキスをした。

「はっ!ほんとに敏感なんだな。すげぇ締め付け」

その間も、私のアソコへの愛撫をやめない。

「ナカもすごいな。絡みついてくる。随分狭いな」

ナカに入れられた二本の指は内部をこねるように動かされる。

優しいのに、激しい。

彼のごつごつとした太い指は、それだけでも圧倒的な存在感で、首の刺激のたびに、ぎゅうぎゅうと締め付けてしまうのが自分でもわかる。

突然、指はぐりっと、曲げられて浅い部分を押し上げた。

(もう、もう駄目……!)

塞がれた口では、イってしまうことが告げられない。

沢山の人に囲まれた、車内とはいえ、外で。

身体はすぐにでも果てそうなのに、心が不安で泣きそうになる。

「辛かったら、噛めよ」

彼は優しく囁いた。

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