同窓会で再会した友達以上恋人未満だった彼と2人で飲み直していたら… (ページ1)


ある日の夜、いつも通り会社から帰宅すると家のポストに一枚の往復ハガキが届いていた。

往復ハガキには、『○○高校・同窓会。立食パーティーのお知らせ〜』と書いてあった。

(高校のクラス会かぁ〜)

懐かしい気持ちになりつつも、思い出すのはよく隣の席になった彼のこと。

「……元気にしてるかな?」

何だか切ない気持ちになりつつも、私は出欠の有無が書かれた返信用のハガキに、出席と丸をつけた。

(早く会いたいなぁ〜)

クラス会、当日。
会場のホテルの一室にて、懐かしい友人達の顔ぶれや恩師の姿に心が弾む。

雛子はひとしきり話すと、キョロキョロと辺りを見渡す。

「どうしたの、雛子?」

「…ねぇ、恭って今日来てるのかな?」

「あぁ〜恭君ならさっき仕事先から電話入った!って、トイレの方に歩いて行ったよ?」

「そうなんだ!ありがとう〜」

恭とは、高校時代のクラスメイトで、よく隣の席になったので仲が良くなり、趣味が合いCDの貸し借りやお互いの家でテスト勉強したり、休日一緒に遊んだり…いわゆる、友達以上恋人未満の関係だった。

高校を卒業してからは、何となくお互い連絡を取り合うこともなく、疎遠になっていた。

(なんか、ちょっと緊張するな…)

雛子は盛り上がる会場からそっと出ると、トイレの方へと向かった。

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