フラレた勢いで行った合コン。持ち帰られる寸前に現れたのは…
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フラレた勢いで行った合コン。持ち帰られる寸前に現れたのは… (ページ 1)
「別れよっか」
簡単に始まった恋が簡単に終わる。
ただデートをしただけの付き合い。
セックスどころかキスすらせずに…。
私は…まだ好きだったのに…。
それでも、彼にすがりつくなんてことは、私のプライドが許さなかった。
今となってはそんなプライドなんて捨ててしまえば良かった。
そんなこと思ってももう遅いんだけど。
涙がツーっと頬を伝った。
…。
「夢か…」
ベッドの中で目を覚ました私はふぅっと息を吐いた。
今更、あんな夢…。
アイツと別れたのはもう半年も前だって言うのに…。
まだ…吹っ切れてないってことかな。
未練がましい女…。
自分で自分を蔑んでみる。
ふっと携帯が光っているのに気付き、メール画面を開けた。
『合コンするから来て』
女友達からのメール。
いつもは断るんだけど…。
あんな夢見たばっかりだし、そろそろ踏ん切りつけなきゃダメな時期なのかも…。
そんなことを考えながら、私は『了解』と慣れた手つきで文字を打ち込み送信ボタンを押した。
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