気になっていた職場の先輩と飲みの席でエッチな話題に。セックスがご無沙汰すぎて「やり方を忘れた」という先輩の言葉が信じられなかった私は、お酒の勢いもあってその真相を確かめることになって……。 (ページ 5)
私は身体をビクビク震わせて果ててしまったけど、杉田先輩は止めずに腰を前後に動かし続けている。
「やんっ、先輩、私もう無理……!」
「俺はまだイッてない」
「やだ、おかしくなっちゃ……ああんっ!」
「いいよ、おかしくなっちゃえよ」
イヤイヤと首を振る私を見下ろしながら、杉田先輩は快楽の階段を駆け上っていく。そしてようやく「うっ」と声を上げたかと思うと、さっと抜いて白い体液を私のお腹の上へ放った。
その体液の量の多さに、セックスはご無沙汰というのは本当だったんだなと改めて思った。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
まるで全速力で駆け抜けたように、杉田先輩の身体は汗でびっしょり濡れていた。こんなにも必死になって私を求めていたなんて……。
すると、私の視線に気付いた先輩は申し訳なさそうに頭を掻いた。
「悪い、気持ち良すぎてつい……止められなかった」
「そんなに私の中、気持ち良かったですか?」
「ああ。それに、セックスの仕方を思い出せたし……」
ふと、その言葉に何となく寂しい気持ちになる。酔った勢いも手伝ってこんなことになってしまったこともあるし、私とはもう一夜限りのつもりなのかもしれない。
いい加減な人じゃないのは知ってるけど、所詮は職場の先輩後輩だし。
そしてセックスの仕方を思い出した先輩は、もしかしたら他の誰かと“実戦”するのかもしれない。
「おい、倫子。聞いてる?」
「……えっ? あ、ごめんなさい。ちょっとボーッとしちゃって……」
「まぁ、疲れさせたししょうがないか」
杉田先輩は優しく笑って私の頭を撫でた。さっきまでの“男”な先輩の表情はもうなくて、いつもの先輩の姿に戻っている。
ああ、もう終わっちゃったんだなぁと私が実感していると、先輩は私の顔をジロジロと覗き込んだ。
「お前、いま変なこと考えてただろ」
「べ、別に何も……」
「言っとくけど、今夜で終わりじゃないからな」
「……え? それって、もしかしてセフレ――」
と言いかけた私の頬をきゅっとつまむ。ばか、と笑いながら言うと、今度は優しく抱きしめてくる。
先輩の体温が心地よくて、私はそっと背中に腕を回した。
「……ま、全裸で言っても説得力ないから明日にするわ。とりあえず今日は寝ようぜ」
「えーっ!? めちゃくちゃ気になる……今言ってくださいよ」
「ダメダメ。ちゃんとしたときに言うから、今日は寝なさい」
「でも」
私が食い下がると、杉田先輩はふっとため息をついて身体を押し倒してきた。
怒らせたのかと不安になっていると、先輩はニヤリと笑っている。
「じゃあ、もっかい疲れることしようか?」
そんな風に聞いておきながら、私の返事を聞かずに唇を塞いでしまう。拒否しないことを知っているんだ、と思うと少し悔しい。
けれど、アソコはまた先輩に触って欲しくて濡れていて……私は自然と脚を開いてしまう。
すっかり杉田先輩仕様の身体になっちゃったな、と思いながら――。
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