お屋敷にはまだ着かないで。
ずっとこうしていたい。
でも、早く帰って、寝室に行きたい。
いろんな思いがぐちゃぐちゃになる。
ちょうど、旦那様によって掻き回される、ナカのように。
「やばっ…もう、イく…」
旦那様の熱の混じった声に、「私も」と答える。
直後、腰を強く押さえつけられて
どくんとナカで脈打つ感覚。
それに酔いしれながら、私も達してしまった。
「旦那様…」
「なあに?」
「こぼれてしまいますから、もう少し、このままでいて下さいませんか?」
「勿論」
背中に回された腕の力強さ。
それに応えるように、私もきつく腕を回した。
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