嫉妬した旦那様にもどかしいほど焦らされ続けて…独占欲で深まる愛情 (ページ 3)
「こう見えても、俺は怒ってるんだよ」
「え…?」
「俺をほったらかして、他の男とばっかり踊って」
「それは…」
さっきの舞踏会でのことだ。
でも、それを言うなら旦那様だって
私の知らない女性達と楽しそうに話をしていた。
私は寂しい気持ちをごまかすために、ずっと踊っていたというのに。
「旦那様こそ」
「俺?」
「知らない、女性と…楽しそうに、お話して……っ!」
すると、ショーツから手が引き抜かれた。
頬に添えられた手。
そう思う間もなく、近付く顔。
重なる唇、割って入る荒々しい舌。
「ふうっ…んっ、んんっ」
「はぁっ…」
「旦那様…?」
「なんだ。俺達二人、ヤキモチ焼きだったんだね」
旦那様の手が、首を伝って肩へと下りる。
「あっ…だめっ」
首回りの大きく開いたドレス。
力任せに下ろされれば、胸が露わにされてしまう。
暗闇に浮かび上がる双丘。
そこを這う舌、頂きをくりくりと弄ぶ指先。
そして、ちくりとした痛みが。
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