「はぁ・・・はぁ・・・すいません由可さん、つい・・・」
手首のネクタイを解きながら、斎藤くんは私の目尻に滲んだ涙にそっとキスをする。
少し乱暴なセックスと、いつもみたいな優しさのギャップにズルいと思いつつ、ドキドキが止まらない私は解放された腕を首に回して抱きついた。
「斎藤くん・・・」
「はい?」
「大好き」
さっきまで強気でエッチな言葉ばかり言っていた魅力的な唇にチュッと軽くキスをした。
不意打ちのキスに驚いて目を丸くしたあと、斎藤くんは照れて顔を真っ赤にして言う。
「由可さん・・・反則ですよ」
それ・・・こっちのセリフですから。
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