後部座席に押し込まれストッキングを破かれて…嫉妬で理性を崩した彼に車内で襲われる (ページ 2)
「・・・って違う違う!これじゃまるで・・・」
なんだか私だけが欲求不満みたいじゃん・・・
思わず余計なことを考えてしまうのを必死にかき消しながら、私は残りの仕事を急いで片付けてエレベーターに乗った。
だいぶ遅くなってしまい、逸る気持ちを抑えてゆっくり下へと点滅する階数を見ていると、途中で止まった階で扉が開く。
「おっ、由可ちゃん今帰り?」
中に入ってきたのは会議が終わった上司だった。
「お疲れ様です主任。はい、やっと仕事が終わってこれから帰るところです」
「ならちょうど良かった、今から飯なんだけど、どう?一緒に」
「え?」
明るくて面倒見がよくて部下にも人気のある主任は尊敬するけど、事あるごとに私を誘ってくるあたり・・・どうしても馴染めない。
決して悪い人ではないんだけど・・・
今までうまく交わしてきたのに今日はやたらとしつこくて、結局エレベーターを降りても諦めてはくれなかった。
「あの主任、本当に今日は・・・このあと約束がありまして」
「またまたぁ、嘘ばっかり。今日こそは付き合ってもらうよ?」
さすがにこれ以上はと私が強く断ろうとした次の瞬間、急に背後からグイッと腕を後ろに引かれた。
「えっ?・・・斎藤くん?」
なぜか駐車場で待っているはずの斎藤くんがロビーまで来てくれていた。
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