好きで好きで仕方がないのに―叶うことのない初恋が招いた暴走する独占欲 (ページ 6)
「晃…」
「僕のが、美衣ちゃんのこと知ってるのに…」
「ンッぁ…ッ」
指で、ナカを犯す。
「僕のが…美衣ちゃんのこと好きなのに…」
「ぁぁッ…ンッやめ、っぁッ」
自分の気持ちをぶつけるように…。
「なんで…なんでアイツなんだよ…」
「あっ、ンンッ…ッ」
「アイツは年上で、僕が…年下だから…?」
「ハァっ…ぁっンンッ」
「美衣ちゃん…」
「ぁぁぁぁッ…ダメッ」
指をナカで曲げる。
「…答えてよ…ッ」
「アアアッダメッ…晃…ぁぁぁぁッ…ッ」
背中が弧を描く。
「美衣ちゃん…」
ハァハァ…と息を吐く美衣ちゃんの胸に顔を埋める。
…僕、…カッコワル…。
そんな僕の頭を美衣ちゃんはまた優しく撫でた。
「…晃が…私のこと思ってくれてる以上に…ね、私が、カレのこと…好きなの…」
美衣ちゃん…。
「…晃、…..ごめんね」
美衣ちゃんは小さく言った後、服を整えて、静かに部屋から出ていった。
静まり返った部屋で。
「…美衣ちゃん………ごめん…」
僕は、ひとり呟いた…。
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