好きで好きで仕方がないのに―叶うことのない初恋が招いた暴走する独占欲 (ページ 3)
その瞳から目を逸らさずに、じっと見つめた。
「…ずっと、ここにいてよ…」
「晃?どうしたの?なんか変だよ…?」
逃がしたくない。
その気持ちから更にキツク腕を握った。
「美衣ちゃん…」
「…ッッ」
美衣ちゃんの唇を奪う。
「や…ッ…やめ…っ私は…ンッ」
美衣ちゃんが何かを言いかける度に、僕は唇を奪い、言葉を奪った。
「…ふぁ…ッ」
「美衣ちゃん……」
その時、携帯の着信音が響いた。
その音に、美衣ちゃんが反応する。
きっと、アイツからだ…。
「…行かせない…」
僕は着信音が響く部屋の中、また美衣ちゃんのぷるっとした唇に吸い付いた。
「晃…やめ、んっ」
振り払おうとする腕をしっかりと一つに纏めて、シャツのボタンを外していった。
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