ずっと好きだった義理のお兄ちゃん。あるきっかけから二人は… (ページ 2)

部屋の中でも終わりを迎えたのか喋り声が聞こえる

慌てて部屋に戻り汚れた下着を脱いでそっと脱衣所に向かった

(お兄ちゃん…知らない顔してた…)

「みほ…」

後ろから声をかけられ体が固まった

「お、お兄ちゃん…?」

やっと声が出て後ろを振り替えると上半身裸の兄がいた

「シャワー浴びたいからどいてくれる?」

いつもと変わらない顔であたしに話しかける

「うん…」

そう一言だけいってあたしは部屋に戻った

ーコンコンー

部屋のドアがノックされる

「みほ?はいるよ」

兄が入ってくる

「お兄ちゃん、どうしたの?あ、さっき玄関にヒールあったよね?お兄ちゃんの彼女?お兄ちゃんかっこいいもんね、彼女ぐらい…」

「みほ!」

覗いた罪悪感から饒舌になってるあたしを遮るように兄はあたしのなまえを呼んだ

「みほ、おまえさっき覗いてただろ?」

(ばれ…てる…)

こたえることができなくて黙ってるとさっき脱いだばっかの下着を目の前に出された

「おれらのセックスみて感じてこんなに汚して…みほは変態だな?」

にやりと笑う兄の顔はさっき覗いてたときに見えた顔に似てた

恥ずかしさと悔しさと罪悪感とであたしは訳がわからなくなっていた

「みほ…教えてやる、あれは彼女じゃないよ。おれが好きなのはみほだけだ。」

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