困っていたはずなのに…いつしか触られたいと望んでしまった痴漢の犯人は!? (ページ 4)

「え……」

あまりにもあっさりとした答えに驚き声に出てしまった。

「わざわざ会社のバッチまでつけてたのに中野さん全然気づかなくて、逆にどうしようかと思ったよ。……それで?僕をどうする?訴えるの?」

「ち、違うんです。その、私……、先輩に触られるのが好きになってしまって、もっとして欲しくて……だからっ」

「だろうと思ったよ。中野さん、犯されたいんでしょ?」

「は、は……い」

「中野さん見ててずっと思ってたんだ。この子はえっちな素質があるなって。これから楽しみにしてて」

そのまま古野先輩は休憩室をあとにした。

私はといえば、ひとり休憩室にとり残され思わぬ答えにびっくりし、やはり私の勘は当たっていたと安堵をしていた。

それよりどういう事だろうか。楽しみにしてて……とは。

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