神社で罰当たりなエッチ体験!!神聖な場所でこんなにムラムラするのはなぜ? (ページ 2)

「え…と、お参りですか?」

「ええ、あの…僕…タバコ切らしちゃって、買いに行く途中で、急に雨が降ってきて、雨宿りでもしようと思って…。あ、もう止んでますね…。ははは…」

「ああ、私もウォーキングしてたら、この雨で…。ほほほ…」

適当な会話をしていると、行為を終えたらしいあの若者たちが、そそくさと拝殿の脇から現れ、二人から距離を取りながら鳥居の方に歩いて行った。

二人は反射的に拝殿に向かって合掌し、参拝しているふりをする。

横目で観察すると、若者は髪を染め、学生風のリュックを背負い、仲良さそうに手を繋いで敷地から出て行った。

「あの子たち、建物の中に入って遊んでたわよ。神社の管理人とかに教えてあげた方がいいのかしら?」

「いや~、僕も縁側の引き戸の隙間から見てました。どうやって中に入ったのか不思議ですよね。まずは鍵を確認してみましょう」

二人は詩織が雨宿りしていた場所に行ってみた。

引き戸には古い大きな南京錠がガッチリと掛かっている。

詩織がゆっくり戸を引き開けてみると、抵抗なくスーッと開いた。

「あれ?さっきは3センチくらいしか開かなかったのに」

「錠は掛かってるけど、ほら、金具が戸に固定されてないですよ」

よく見ると、掛け金具を戸に打ち付けている釘が錆びて頭しか残っていない状態だった。

「なあんだ。錠はただの飾りだわ。あの子たちも普通に開けて入ったのね」

「何かいたずらされてるかもしれません。中も確認してみましょう」

二人は拝殿の中に入った。

誰かに見られたら面倒なことになるので、念のため靴を持ち、戸もちゃんと閉めておいた。

「あ、こうやって中から鍵をしてたのかぁ。時代劇みたい」

詩織は引き戸のそばに転がっていた心張棒を拾い上げ、戸をつっかえさせながら得心した。

「ここに靴箱がありますね。湿った土がついてるので、さっきまで彼らが靴を置いていたのでしょう」

二人もそこに靴を仕舞い、改めて室内を見回した。

総畳敷きで調度品もほとんどなくガランとしている。

外観の印象よりはずっと広くて30畳ほどはありそうだ。

高い位置に窓が何ヵ所もあるので、戸を閉め切っている割には中は明るい。

押し入れを開けると、神事で使うらしい小太鼓や酒器、和服のような衣類、大量の座布団などが入っていた。

「あ、この巫女衣装はお祭りのときに見たことあるわ。かわいい~」

「濡れてる座布団がありますね。きっと彼らが敷いて使ってたんだなぁ。カビちゃうから日が当たるところに置いて乾かしときましょう」

座布団を束で取り出すと、その陰から真新しい小型のボックスコンテナが出てきた。

「これ、なんか怪しい~」

直感が働いた詩織が開けてみると、多量のウェットティッシュやトイレットペーパーが入っている。

「!!」

底の方にはコンドームの箱やローションの他に3点責めバイブがあり、一応きれいに拭かれてはいるが、使った直後らしくて乾ききっていない状態だった。

「やだ~、いやらしい~。こんなの使ってたんだ~」

「あのカップルは、ここをラブホテル代わりにして常習的にエッチしに来てるみたいですね。それで必要な道具を隠して置いてるんだ」

「学生っぽかったし、ホテル代を節約してるのね…」

「僕らには思いつかないことですよ。シャワーがないのがここの難点だけど…」

「ウェットティッシュで代用してるのね。それにゴミが残ってないから、きっと持ち帰ったのよ。最初は不謹慎だと思ったけど、これなら神様も大目に見てくれるわね。ふふふふ…」

「室内も片付いてたし、意外とマナーのいい若者ですね。それにしても、正直、彼らがうらやましいですよ。僕なんかもう半年もご無沙汰で…あ、余計なこと言っちゃった…てへへへ」

「私も同じですよ。ずっとレスだし…」

二人は目を見合わせると吹き出して笑った。

「一緒にこんな状況に鉢合わせしたのも、何かのご縁。よかったら僕らもここで大人のお遊びしましょうよ」

「そうね。きっとこの神社の神様のめぐり合わせですね。お互い家庭のあるアラフォー世代だし、分別を付けながらも、たまには羽目を外しなさいってことだよね」

弘志は詩織を抱き寄せてそっとキス。

男らしい毛むくじゃらの手が、詩織の体をまさぐる。

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