無愛想で腹が立つ先輩の心中を目の当たりにして…甘くイジワルに愛される (ページ 10)
ガチャン。
ホテルの一室のドアが閉まる。
ギラついた街の騒音が断たれてしまうと、胸の音ばかりが誇張された。
カバンをソファーに置いたその時、長谷川さんに背後から抱きしめられた。
「ずっと、こうしたかった。」
耳元で囁かれた言葉に、カラダは純粋に反応してしまう。
んん…。
「私だって…」
そう言うことさえ、長谷川さんは許してくれない。
唇は奪われ、舌で深く犯される。
んっ…
解放されると、甘い吐息が漏れた。
「なに、その声。エロいね。スイッチ入っちゃうじゃん…」
ペロペロ…。
耳も舌で犯される。
あぁぁ…んっ…!
「ふふっ。耳、弱いんだ。」
「…そう、かも…です」
「ふーん。」
長谷川さんの、落ち着いた声で攻められると、安心できて、でも、ドキドキもしちゃって…。
あっ、もう…どうしよう…。
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