地元の夏祭りで再会した元カノと。10年越しの初デートで大人になった僕たちは (ページ 3)

斜め後ろを歩いていた夏子を振り返ると

僕の唇がやわらかいそれで塞がれた。

ふたりはいつのまにか喧噪から離れた神社の境内裏まで歩いてきていた。

「夏子?どうしたの?」

「10年前の続き、するんでしょ?」

夏子が少し潤んだ瞳で、上目遣いに圭を見上げる。

「圭ちゃんのこと、本当に好きだった。あのまま別れちゃったの淋しかった。」

「夏子・・・」

「ねえ、だめ?」

声は震えていたが目は本気だった。

こんななあなあで、こんなところで、いろいろ考えているはずなのに体がいうことを聞かなかった。

ゆっくりと夏子の唇を塞ぐ。

「ん、_圭ちゃん・・・_」

10年前はできなかった、夏子とのキス。

はやくも自分のモノが隆起するのを感じた。

「夏子・・・」

「圭ちゃん、触って?お願い。」

少し汗ばんだ夏子の体に手を伸ばす。

あの頃憧れたその胸に手が触れると、ふにゃっと押し返してくるその弾力に思わずごくりと喉が鳴った。

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