知り合ってすぐの人になぜか性癖がバレていて…うっとりする絶頂 (ページ 2)

☆☆☆

男の車に乗せられ、その車が入って行ったのはファッションホテルであった。

助手席の奈央は驚倒し、慣れた手つきで駐車する男の横顔を見た。

「あの!」

「うん?」

「どうしていきなり…」

「ホテルに入るのって?」

「はい…。」

「知ってるよ。君がずっと俺に抱かれたいって思ってること。だから連れてきた。行くよ。」

男は車外に下りた。

奈央も下りた。

男に手を握られ、足早にホテル内へと入った。

☆☆☆

奈央は、冷たいベッドの中で男と肌を合わせようとしていた。

あんなに恋焦がれた男とこんなに早い展開になろうとは、夢なのではないかと思った。

「俺、知ってるんだ。君、俺のこと想ってひとりでしてたでしょ。だから誘ったんだよ。」

「どうしてそんなこと知ってるの。」

「顔に書いてあるし、また後で教えてあげる。」

男の顔が迫り、奈央の唇を塞いだ。

情熱的なキスの感触に、冷え切っていた奈央の身体が火照り、血流も全身を駆け巡る。

「ん…んん…」

キスでこんなに感じるのは何年振りだろう。

執拗に男の舌が奈央に絡みついて離れず、唾液が全て吸い取られるような感覚である。

ドマゾ体質の奈央には男に弄ばれている感が凄いくちづけで、どうしようもなく感じてしまった。

「君が望むようにしてあげるよ。」

男はプチュプチュと音を立てて、奈央の首筋にキスを散らした。

手は奈央の胸まで下りていき、強めに揉まれた。

「ああん!ああっ…」

「強く揉まれるの好きなんだろ?」

奈央は強めに攻められるのが好きであった。

当然痛みも伴うが、その痛みが快感になるのである。

コメント (0)

コメントを書く