イッたばかりを指や舌でさらに責められ涙が溢れて―セフレ失格の2人 (ページ 6)

「…美香」

すぐに頼の声で意識が戻る。

「イッちゃった?でもまだ俺が終わってない」

いたずらっぽく笑って、頼はつながったままの腰を動かし始める。

私は全身の感覚がバラバラで、どこをどうされているのか自覚できない。

それでも、両手で胸をいじられているのは認識できた。

どこを触られてもすごく熱い。

頼の指が熱いのか、自分の体が快感に敏感になっているのかもうわからない。

全身が頼を感じているし、必要としているのだけはわかった。

それでも私達は、セフレのまま?

「ッ?ああッ…!!」

切なさに胸が痛んだ瞬間、されるがままになっていた膣が頼自身を締め上げた。

頼が珍しく声をあげて、私の中で果てる。

挿入されたままなので、それがドクドクと脈打つたびに私は小さく悲鳴をあげた。

頼の唇が、喘ぎ続ける私の唇をふさぐ。

「…ん…」

やっと腰と唇を離してもらえたと思ったその瞬間だった。

「きゃっ!」

頼の体が引き抜かれて急に部屋の寒気を感じた秘所に、予想外のことをされた。

2、3度指でなぞられたと思ったら、まだ濡れているそこに指が一本挿入される。

「な…なに?やだっ、頼、指はいや」

Hは好きだけど指を入れられるのはあんまり好きじゃないことを頼は知っているはずだ。

頼の長い指が、私の中で動かずにじっとしている。

「美香、今日なんで俺を呼んだの?」

「えっ…なんでもない、疲れがたまってただけだよ…んっ!」

指がくいっ、と動かされた。

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