イッたばかりを指や舌でさらに責められ涙が溢れて―セフレ失格の2人 (ページ 2)

「あ、笑った」

見上げると、頼が安心したような優しい目をしていた。

「困り笑顔だけど、顔に生気が戻った」

「ちょっと、どんだけ私死にそうな顔してたの」

再び、今度はそっと唇が重なる。

ルームウェアがはだけられ、露わになった胸や首にキスをされた。

「頼、あったかいね」

「美香が冷えすぎ。また仕事忙しくていっぱいいっぱいになってだんだろ?」

それでヤケになってお酒に走るのがいつものパターン。

でも、今日はそれだけじゃなかった。

理由もなく寂しくなる夜がある。

「うん…あっ!」

乳首を甘噛みされて、思わず背中が浮き上がる。

頼の背中に腕を回そうとして、バランスが乱れて肩をつかんだ。

「いいよ~甘えて。そのためのセフレですから」

「…」

そう、私と頼はワンルームの閉ざされた空間でしか会わないセフレ同士。

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