どうしてこんなことに……酔いが回る中あられもない姿の私は… (ページ 3)
『ゴホッ、ゴホッ…』
「ひどいですね、飲んでくれたらよかったのに」
『そんなの、できるわけないでしょ!』
好きでもない人のモノを咥えて、口に出されるなんて、不快でしかない…
湧き上がる嫌悪感に次第に酔いも冷めてきた。
「じゃあ次で最後にしよっか」
春人さんの言葉にホッと胸を撫でおろした。
やっと、終わるんだ。
チラりと横目に夏樹を見れば相変わらず浮かない顔で俯いたままだった。
すっきりした顔の楓くんが4本の割り箸を持ってみんなに引かせる
「「王様だーれだ!」」
やっぱり私の割り箸は無印。
ほんと、ツイてないな。
「あ、俺だ。じゃあ最後の命令ね」
赤い割り箸を楽しそうに振る春人さん。
悪い笑みを浮かべて私を見る春人さんに唾をゴクリと飲んだ。
「じゃあ、みんなで莉子ちゃん犯そうよ。最後だし…ね?」
『犯すって…え?待ってください…』
信じられない言葉に耳を疑った。
王様ゲームだからってそこまでする?
「最初にちゃんと言ったよね、なんでもアリって」
『だからってこんな…ちょ、』
ぐいぐい迫ってくる春人さんにベッドまで追いやられてしまった。
後ろから楓くんに羽交締めされて身動きが取れなくなった。
「僕がしっかり捕まえときますから♩」
春人さんが伸ばした手が私のパンツに手をかける。
『や、やめ…やだ、やだぁ』
どれだけ暴れても男2人の力に敵うわけもなく、剥ぎ取られる下着。
やっぱりやめておけばよかった、こんなゲーム。
気づけば視界が歪んで涙がポロポロとこぼれた。
「泣かないでよ、罪悪感かんじちゃうでしょ」
秘部に春人さんのモノをあてがわれた瞬間、思わず泣きながら助けを求めた。
『やめて、助けて……夏樹…夏樹……!』
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