スーツ姿の彼ににじり寄られて…出張帰りの彼をえっちな下着でお出迎え (ページ 2)
ブーン。
窓から車の音が聞こえてきた。
車が停まる音、旅行鞄を運ぶ音、送ってくれたお礼の挨拶、柔らかい、優しい優也の声。
帰ってきたんだ・・・玄関まで飛び出していきたい衝動を抑え、ベッドで優也の到着を待つ。
ガチャガチャと鍵を開ける音が響き、ひょこっと優也が顔を出した。
だめだ、もう限界。
子犬のように優也の元へ走って行き、じゃれつく。
優也のにおいを思いっきり吸い込んで、あっちからこっちから優也に抱きつく。
「こらこら、これじゃあ荷物運べないよ」
優也が苦笑しながら言う。
そんな風に言いながらも、優也は私を抱きしめて髪の毛をそっと撫でてくれた。
抱きしめていた腕をほどき、優也と少し体を離す。
優也は、いつも仕事の時でも割とラフな格好が多い。
でも出張時は話は別で、久し振りりにスーツをびしっと着こなしている。
私は優也のスーツ姿がめちゃくちゃ好きだ。
思わず口走る。
「優也、スーツ姿、とっても似合うよ」
すると優也はニヤッと笑って
「樹里もそれ、とっても似合ってるよ」
と言った。
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