幼馴染から恋人へとステージを進めて過ごす初めての甘い花火大会の夜 (ページ 3)
「やぁ、恥ずかしい……」
朝香がそう言えば、部屋の明かりを落として、潤は自分で浴衣を脱いだ。
「恥ずかしいことは、またにしようか?」
優しい潤はきっと、朝香が嫌だと言えばここで行為を打ち切って、心の準備が整う日まで待ち続けてくれるだろう。
朝香は、ぶんぶんと首を横に振って、甘える子猫のように潤の滑らかな頬に唇を押し当てた。
「今がいい――。教えて、潤」
「わかった。じゃあ、もう、朝香ちゃんが嫌だって言ってもやめないよ、いいね?」
朝香がこくりと頷くのを確認してから、胸元にキスをして身体中撫でまわすように、そっと指を這わせる。
優しい動きに朝香は、甘く熱い吐息を漏らす。
彼が胸の頂を口に含んだときには、かすかに喘いだ。
「どんな声を出してもいいんだよ。朝香ちゃんの声、聞かせて」
耳朶にキスをしながら、熱い吐息で囁く。
「く――んっ」
くすぐったさに似た、けれども違う官能の刺激に耐え切れず、朝香は声をあげる。
耳で感じるなんて、思ってもみなかったのだ。
「可愛い。大好き」
朝香が恥ずかしさに消えたくなる前に、潤はそう言って彼女の気持ちを高め、ゆっくりと指と唇での愛撫を、朝香のお腹へ、そうして、もっと下の方にとさげていく。
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