鍋パーティーだったはずが、いつのまにか男二人に弄ばれる淫らな宴に発展! (ページ 3)
千尋は先輩の愛撫よりも、幼馴染が見ていることに激しく昂っていた。佳樹とキスをした後のこの異常な状況が、まるでAVの世界のようでたまらなくなっていた。
佳樹は気付いている。そして佳樹も先輩の行動にどうすればいいのか困惑しているのだ。
先輩には二人がどう見えているのかわからないが、千尋は少し体を揺らして、どちらからも触りやすいように体勢を変えた。
抵抗を見せない千尋に、先輩が大胆に手を伸ばす。わさわさとお尻を揉んでいた手が、レギンスの中へと入ってきた。そして濡れているパンティーにたどり着いた。
ぞくっとするたびに握った手に力が入る。佳樹は先輩が千尋を刺激していることに嫉妬し始めたのだろう。顔を近づけぶちゅっと唇を押し付けた。
さっきの感触とはまた違う、舌を差し込んで唇を吸うような濃厚なキス。
佳樹と舌を絡めながら下半身を先輩にまさぐられる。千尋の体はじりじりと疼き、背徳感が増す。信じられないほどに昂っていた。
男たちは少しずつ千尋に接近し、はっきりと三人が状況を理解していた。
誰も止められない真っ暗な空間。卑猥さに満ちた空気が、三人を狂わせる。
「うっ…」
先輩の手がレギンスを下ろした。佳樹がVネックの隙間から手を入れた。
「あぁん」
今まで体感したことのない興奮。同時に攻められ千尋は叫びたい衝動を抑える。
先輩の指がパンティーの上からきゅっきゅっと前後に擦りつけられる。絶妙な強さとリズムが、乳首を捕らえた佳樹の指と同じ動きをする。
「あぁ…、あぁっ…、あぁぁ…」
もう千尋には我慢することが出来なかった。恥ずかしいのはもちろんだが、どんどん気持ちが大胆になっていく。
ところが、男二人は違ったようだ。本当にこのまま欲望に負けてもいいのかと葛藤しているのだろう。千尋に触れる指先はゆっくり繊細で、なかなか先に進みそうにない。
それがかえって千尋の体を溶かすほどに焦らしてしまう。
「ちょっと待って。もう脱ぐから…」
千尋は自分から二人を誘った。このままやってもやらなくても、三人の関係がこじれるならやってしまおうと思ったのだ。
二人が何も言わない中、千尋は裸になり横たわった。
先輩がズボンのベルトを外す音が聞こえる。佳樹もセーターを脱いだようだ。
横たわる千尋の上に佳樹が上半身を重ねた。無駄な贅肉のない締まった体は密着すると気持ちがいい。そのまま佳樹は千尋の乳房にしゃぶりつく。
「はぁん」
声を殺そうとするほど、喘ぎ声が漏れる。その感覚が短くなればなるほど、佳樹と先輩も本能で楽しみ始めた。
先輩が剝き出しになったクリトリスをそっと摘まむ。
「いや…」
左右に体を揺する千尋の動きを見て、佳樹がくるっと千尋の体をうつ伏せにした。
両隣から交互に愛撫が続けられる。どちらの指先がいいのか判別は不可能だった。男二人にはどんな景色が見えているのだろう。二人で作戦会議でも立てているのかもしれない。
そのままゆっくりと千尋の体を引き上げ、四つん這いにさせられた。
「恥ずかしい」
千尋がそう言っても、お尻にまで愛液が滴りぬめりを作っているせいか、信じてもらえそうにない。
「挿れていい?」
その声は先輩だった。
「…うん」
佳樹の前で先輩に挿れられる。自分の淫乱さが信じられなまま、千尋は先輩を受け入れた。
佳樹が手を離さない。
「あ、あっ、ああっ…」
めりめりっと音がしたかと錯覚するほど、先輩のペニスは大きくて硬かった。
「す、すごい」
佳樹は千尋の胸を鷲掴みにして、首筋に唇を這わす。
「俺、だめだ…」
千尋のヒップを掴んだ瞬間に先輩が限界に達し、抜いて背中に生温かい液体を放出した。佳樹が察知してティッシュで拭き取る。
先輩が簡単にイッてしまい情けない恰好のままの千尋は、佳樹のペニスを察知し咄嗟に握りしめた。そのたくましさが新鮮だった。
「おっ、やめろ」
「佳樹も…」
自分の大胆さに驚きながら、先輩が早漏だから仕方がないと自分に言い聞かせる。佳樹も理性は吹き飛んでいたので、ずっとカチカチに硬くしていた男根をゆっくり当てがった。
「す、すごい!」
「ぐっ」
そのまま奥まで一気に佳樹が突き上げる。
先輩が千尋の下に潜り込み、乳首をぺろぺろと舐め始めた。
「気持ちいい…、あぁっ、声が出ちゃう」
バックで腰を打ち付けられると、先輩のペニスと当たる場所が違って、また別の快感に襲われる。
先輩の舌は強弱をつけて乳首を攻め続けた。
「いっちゃう、やばい、やばい…」
「俺も!」
体の奥で何かが弾けるような熱いエクスタシーを、同時に感じる。まさに頭の中が真っ白で、息ができないほどだった。
静かに先輩が元の位置へ戻る。三人ともが一気に冷静になり、言葉を失っている。誰かの携帯のバイブ音が響いている。
ゆっくりと佳樹がティッシュで自分と千尋を綺麗にすると、そのまま元の位置へ戻った。
千尋も脱ぎ捨てた洋服をごそごそと着て、目を閉じるしかなかった。
*****
千尋の目覚めは悪くはなかった。
先輩は朝方帰ったらしい。先輩の姿はなく佳樹が座ってテレビを見ていた。
「起きたか?」
「うん、おはよう」
「朝、食って帰る?」
「ううん、大丈夫」
「そっか」
体のあちこちが痛い。明るくなった部屋を見渡すと、ゴミ箱にティッシュの山が見えた。
なんとなく千尋は気まずさを感じるが、あの興奮はきっちりと体に刻まれている。夢ではなかったと、まだじんわりと火照る体が教えてくれるのだ。
「また、鍋パーティーする?」
「あぁ」
その返事を聞くと、千尋はゆっくり立ち上がった。
「もう帰るのか?」
「トイレ」
「可愛くないな」
後ろから千尋を抱き締める佳樹の股間が、千尋の太ももに当たっていた。
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