セックスの時何度も寸止めする彼は私に「お願い」することを求めてくる… (ページ 2)

　「うぁあっ！ ああ！ ああんっ！」

　「あはは、すごい乱れっぷりじゃないですか。そんなに私のモノが好きですか？」
　
ドクターが私を嘲るように言った。私は悔しくて唇を嚙んだが、すぐに口から喘ぎ声が漏れ出してしまう。
　
ドクターは私に覆い被さると、さらに動きを加速させた。

　「あぁっ！ すごっ！ ああんっ♡」
　
子宮口を激しく突かれる度に意識が飛びそうになるほどの快感に襲われる。

　同時に乳首をつねられるともうたまらなかった。「

　ああっ！！イクッ…ちゃいます…！！」
　
私が絶頂を迎えようとしたその時、ドクターの動きが止まった。あと一歩でイケそうだったのに寸止めされて、私は泣きそうな声で懇願した。

　「お願いします…！イカせて…ください…！」
　
ドクターは私の耳元に口を寄せた。

　「はい？ なんですか？」

　ドクターの意地の悪い囁きに、私は耳まで真っ赤になるのを感じた。恥ずかしいはずなのに、私の体はさらなる快感を求めて疼いている。

　「イカせてください…お願いです…」

　消え入りそうな声で懇願する私を見て、ドクターは嗜虐的な笑みを浮かべた。

　「くふふ…仕方ありませんね」
　
そう言ってドクターは再び腰を振り始めた。今度はゆっくりとしたストロークで、じっくりと私の弱点を攻め立てる。

　「はぁ…んっ♡ ああ…」
　
　
子宮口を押し上げるような動きに快感が広がっていく。しかし絶頂に達するには至らない絶妙な刺激だ。
　
　「ふっ…あぁん♡」
　
もどかしい快感に、私は切なげに吐息を漏らした。
　
ドクターはさらに焦らすように腰を揺する速度を調節しながら私の胸を揉みほぐし、首筋や耳を舐め回してくる。その度にぞくぞくとした快感が背筋を駆け上がり、お腹の奥がきゅんっと疼く。
　
そしてドクターのペニスが私の一番感じる部分を擦り上げるたびに、絶頂感が高まっていく。
　
（あぁっ…！ イきたい…でも…）

　「くふふ、イキたいですか？」
　
ドクターは私の耳元に口を寄せて囁いた。私は恥も外聞もなく何度も首を縦に振る。

　すると、ドクターはにやりと笑って言った。

　「ではお願いしてください」
　
一瞬何を言われたのか理解できなかった。

　だがすぐに理解すると同時に羞恥で顔が熱くなる。

　しかしもはや私には選択肢はない。私は羞恥心を押し殺して懇願した。

　「どうか…お願いします…私をイカせてください…！」
　
ドクターは私の耳にふぅっと息を吹きかけた。

　「くふふ、よく言えましたね」
　
ドクターは満足げに笑うと、私の乳房を鷲摑みにした。そして激しく揉み始める。

　「ふぁあっ！ ああ！」

　乳首とクリトリスを同時に責められて、私はたまらず喘いだ。激しい快楽の波が次々と押し寄せてきて、限界寸前だった私の体はすぐに登り詰めて絶頂した。
　
頭が真っ白になってゆく。
　
「かわいかったですよ、夏美…。」
　
消えゆく意識の中ドクターがやさしく頭をなでてくれるのを感じた。