初体験もまだのお嬢様。親の監視から逃れたくなった彼女は、マッチングアプリで… (ページ 2)
優しいキスが、私の頬に、唇に、首筋に落ちていく。
やがてゆっくりとバスローブの前をはだけさせられて、乳房にも。
穏やかな手つきに、徐々に体の緊張が解れていく。
「あっ…」
乳首をそっと咥えられて、思わず声が漏れる。
湊さんは、乳首を舐めたり、吸ったりしながら、私の反応を確かめているようだった。
心地よかった。
彼の大きな手が、私のパンティの中に入っていく。
誰にも触れられたことのないそこに、男の人の手がある。
そう思っただけで恥ずかしかったけれど、彼の手は相変わらず優しく、私のそこを解してくれた。
クリトリスを撫でられ、次第に濡れていくのがわかる。
十分濡れてから、彼はゆっくりと指を入れた。
「ふあっ…」
クチュクチュと、愛液を掻き混ぜながらゆっくりと出し入れされる。
奥には入れず、浅いところを何度も何度も。
「あっ、ああっ、あんっ、あっ…」
気持ちいい。
自分で慰めたことはあるけれど、それよりずっと気持ちよかった。
「可愛い。綺麗だよ、葉月さん」
湊さんの声が、私の耳をくすぐる。
ああどうしよう。
これじゃ、彼のことを好きになってしまいそう。
彼と知り合ったのはマッチングアプリで、彼にとってはいつものことでしかなくて、彼はきっとこうやって、いろんな女性と気楽な関係を楽しんでいるに過ぎないのに。
優しい彼の愛撫が、私の心も体も、どんどん溶かしていく。
たっぷりとあそこが濡れて、シーツに染みを作ってしまった時、彼は硬くなったペニスを私のあそこに押し当てた。
すぐには入れず、焦らすように、私の愛液を塗りたくる。
ペニスでクリトリスが擦れて、それだけでイッてしまいそうだった。
「あっ、んんっ、ふあっ…」
「入れていい?」
必死で頷くと、彼は小さく微笑んだ後、ゆっくりとペニスを挿入した。
「あああっ…!」
初めての感覚だった。
指とは全然違う、大きくて力強いものが、どんどん私の中に入ってくる。
プチ、と何かが切れるような感覚があった。
湊さんも気づいたらしい。
ハッとしたように動きを止め、私を見つめた。
「もしかして、葉月さん…」
「言わないで」
私は彼の首元に腕を絡め、キスをして口を塞いだ。
彼は頷き、ゆっくりと腰を動かしてくれた。
「痛くない?」
「んっ…全然、痛くない。気持ちいい…」
初めてなのにこんなに痛みがないのは、きっと彼が丁寧に愛撫してくれたおかげ。
彼も限界が近いのか、動きがどんどん激しくなる。
グチュグチュと、いやらしい音が部屋に響く。
天井を見上げると、そこは鏡張りになっていて、うっとりと気持ちよさそうな自分の顔が映っている。
あんな顔、見たことがない。
それだけ気持ちいいってことなんだと思うと、堪らなく幸せな気持ちになった。
エッチがこんなに幸せなものだなんて、私はずっと知らなかった。
幸せすぎて、涙が一筋、頬を伝った。
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