挙式直前に彼と破談!イケメン英会話講師との偽装結婚は思ったより甘くてエッチでした (ページ 4)
前菜とメインをいただき、デザートのメニューを見ていると、金髪の美女が私たちのテーブルに近づいてきた。
アキラの両親と親しげにハグして、アキラにもアキラがいなくなると淋しいと言葉をかけ、バーカウンターに座った。
「あの人は?」
「元カノ」
私の人生は、元カノに呪われているのか?
でも、偽装結婚なんだし、アキラには元カノどころか現在の彼女がいたっておかしくはない。
この二日間、浮かれていたのが馬鹿みたいだ。
いたたまれない気持ちになって、化粧室に行ってメイクを直していると、アキラの元カノが入ってきた。
「アキラをよろしくね。アキラって飽きっぽいから、すぐに帰りたがると思うけど、私がちゃんと待ってるから安心して」
アキラのことを見下すような嫌な言い方。
「アドバイスをありがとう」
それだけ言って、化粧室を出た。
疲れたからとデザートはパスして、ひとりで部屋に戻り、ベッドにダイブする。
自分の浅はかさに嫌気が差して、泣きたいのに泣けない。
*****
メッセージの着信音が鳴った。
―愛理、大丈夫?部屋の前にいるんだけど、話できる?
アキラからだ。
ドアを開けると、心配そうな顔をしたアキラが立っていた。
「あいつに、なんか言われた?」
アキラの顔が見る見るうちにぼやけ、瞬きとともに涙が零れ落ちる。
ぎゅっと抱きしめられて、支離滅裂な感情が溢れ、涙が止まらなくなる。
「私が勘違いしてた。アキラが優しくしてくれるから、本当に結婚するみたいな気になっちゃって。アキラにだって彼女ぐらいいるよね」
「…ごめん、すぐに追い返せばよかった。あいつとはずいぶん前に別れてるのに、ことあるごとに邪魔しに来るんだ。それから、偽装結婚でも、1年の間に愛理が僕のことを好きになってくれたらいいなって思ってた」
至近距離で見つめ合い、唇を重ねる。
そっと触れられ、チュッと音を立てて吸われ、唇をついばむように甘噛みされる。
自分から舌を差し入れ、アキラの上あごをくすぐると、すぐにアキラの舌に捉えられ、ねっとりと吸われ、舌の付け根の柔らかいところをくすぐられる。
背中のファスナーが降ろされ、ベアショルダーのワンピースが床に落ちる。
アキラの唇が首筋を這い、鎖骨の窪みを強く吸われる。
「やめて…明日恥ずかしいから…」
「見せびらかせばいいよ。でも1箇所だけにしとくね」
ブラのホックが外され、零れ出た膨らみが、アキラの両手に包まれる。
柔らかく撫でるように揉まれ、つんと尖った先端を掌でそっと擦られ、甘い快感に身体をくねらせてしまう。
「あんっ…やっ…」
崩れ落ちそうな膝裏を掬われ、ふわりと抱き上げられ、ベッドに運ばれる。
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