大学時代からのセフレの彼に気持ちよくさせられちゃって、思わず告白をしてしまう私。 (ページ 3)

「あん、ああ!ひゃあ!あんっ!」
「かわいい、志保、かわいい」
「ああ!やぁん!」

 彼が快感を求めて腰を振る度に、私も気持ちよくなっていく。彼の指で愛撫されている乳首も、彼のペニスを受け入れている膣も、全部が気持ちよくてたまらない。
 
 ああ、私、竜じゃないとイけない。
 唐突にそう思った。自分でやっても気持ちよくないのに、竜だとこんなに気持ちいい。彼が「彼女ができた」と告げた時だって、口ではおめでとうって言ったけどこの関係をやめる選択肢はなかった。私、竜が好きなんだ。
 
 廊下で四つん這いで抱かれながら、私は自分の感情にようやく気づいた。

「竜、竜、好き、好きだよ、あんっ!あん!すき!」
「志保、ほんと?」
「あぁん!すきだよぉ!竜がすき、竜!竜!あん!」
「志保、俺も好き、志保が好き!」
「ああ!あ!イく、イくイくイく!んああぁ…!」

 深くイってしまい、私はそのまま意識を手放した。

*****

 翌朝起きた時にはベッドに寝かされていた。廊下は綺麗になっていたし、脱ぎ捨てたはずの靴もきれいに並べられていた。

「おはよ」
「…竜、私のこと好きって言った…?」

 挨拶に答える余裕もなく、昨日の記憶をたどる私に、竜は少し照れながらうなずいた。

「だって前、彼女できたって言ってたし…私のことはあくまでセフレじゃないの」
「最初は、そうだったけど…」

 竜が気まずそうに言葉を紡ぐ。

「だんだん志保が好きだなって気づいてさ、でも志保、俺のことセフレだと思ってるし…彼女ができたって言えばやきもちやいてくれるかなって…」

 まあ意味なかったんだけど、と竜が言う。私はなんだか胸が温かくなって、これまでのえっちなんかよりずっと幸せになってしまって、ぽろぽろ泣きながら、

「私も竜が好きです」

 と言った。竜が顔を赤くして、へへ、と笑った。

-FIN-

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