恥ずかしがって声を聞かせてくれない彼女に焦れて、少し強引に責めて痴態を引き出すお話
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恥ずかしがって声を聞かせてくれない彼女に焦れて、少し強引に責めて痴態を引き出すお話 (ページ 1)
「ん…ン、ふっ…」
シーツの衣擦れとベッドが軋む音。
そして互いの呼吸音に混じる、くぐもった小さな喘ぎ声。
ああ、今日もか…と俺は心の中でため息をつく。
*****
付き合って2ヵ月。
もう何度もそういう行為に及んでいるのだが、どうにも恥ずかしいらしく、彼女はいつも枕に顔を押し付けて声を我慢してしまう。
体勢も、毎回後ろから。
どんなに「声を聞かせて」「顔を見て抱きたい」と言っても、いつもなあなあにされて、俺も我慢が出来ずに結局そのまま…という始末だ。
恋人関係になったのは社会人になってからだが、俺たちは大学からの馴染みで友人期間が長かったので、どうしても千晶の中で「女の顔」を見せることに対して恥じらいがあるらしい。
シているのだから、恥もクソもないだろう…と男の俺からしたら思う。
まあ、俺もそんな風に恥ずかしがっている彼女の姿をみると毎回(可愛いな…)と思って、絆(ほだ)されてしまうのだが。
けれど、好きな女の『そういう声や顔』をいつまでも見れないのはそろそろ限界で。
今日こそは多少強引になってでもさらけ出させようと、決意していた。
*****
「千晶、正面向いてよ」
「ん…っヤ、むり…」
とろけている秘部へ腰をゆるく擦りつけながら聞くが、頑なに枕に顔を押し付けたままモゴモゴとそう言う彼女。
俺は少し可哀そうかなと思いつつも、行動を起こすことにした。
シーツを握りしめている千晶の手をそっと包み、上体を倒して彼女の耳元で「なあ、キスしたい…」と囁く。
千晶の耳の淵は見る間に赤く染まり、握り締めていた指から少し力が抜けたのがわかった。
その隙を見逃さずに、俺は千晶の腕をグッと引き寄せて、下半身は繋がったまま上体を引き起こした。
いわゆるロールスロイスという体位。
「ヒァっ…な、に…!? あぁ!」
急に上体を起こされ口を塞ぐモノが無くなった千晶は、激しくうろたえ暴れるが、中を抉るように腰を押し付けると、しなやかな背中を反らして甘い喘ぎ声を上げた。
Gスポットを経由してポルチオまで届くこの体勢は、女性にとって快感を強く感じる体位らしい。
そのまま突き上げるように腰を動かすと、千晶は何かを言いたそうだがもう口からは意味を持たない言葉しか出てこなくなった。
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