風邪をひいた私を看病してくれる彼氏に欲情してしまったので、ついおねだりしちゃいまいました (ページ 3)
「安奈の一番奥でいってもいい?」
「ぅ、アッ…いいっ、奥で…イッて…!廉くんっああッ」
ぬろーっと出ていく陰茎が、勢いをつけて思い切り奥へと打ち込まれる。
ゆったりとしつつも激しい。波のように繰り返すピストンに耐えきれず、口の端から涎が伝い落ちる。
愛液もはしたないほどに溢れて、密室での情交の匂いを濃くさせた。
受け身なだけなのにこんなに気持ちいい。
彼がもたらしてくれる快感で、身体も心も多幸感に満ちていた。
「は、…っく、安奈…そろそろ…っ」
「んあっ、アッ、あ!も…っ、いく、イッ…~~!!!」
奥を突かれればもう限界だった。そのまま絶頂し脈打つ私の動きにつられて、廉くんも果てたのがわかった。
「っ、……ンっ…」
ずるりと抜けていく喪失感に震える。
まるで労るように廉くんが私の頭を撫でた。
ごめん、無理させた。という彼の心遣いが嬉しい。
大丈夫だよと伝えたくて、声をふり絞りながら彼の手を握る。
「廉くん…大好き」
そう言葉にすると愛おしさが募って、ああキスしたいなと思ってしまう。
流石に風邪を移してしまうから出来ないけれど。
気持ちが伝わったのか、廉くんが心得たように頷いてから、私の耳元でそっと囁く。
「治ったら、いっぱいキスしながらのエッチしような」
「…っ」
そんな言葉にうずきそうになる身体を、必死でなだめる羽目になるのだった。
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