ただの同級生だと思ってたのに…!「身体の相性も大事だよね?」
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ただの同級生だと思ってたのに…!「身体の相性も大事だよね?」 (ページ 1)
「かなちゃん、ここ気持ちいい?」
「あっ…そんなとこ…だめぇっ」
まさと君とは高校が一緒だった。
同級生なのに可愛らしい見た目をしているからか、呼び捨てにはしたことが無い。
同じように、まさと君も私のことをかなちゃんと呼んでいる。少し距離を感じるその呼び方もなんだか気に入っていた。
*****
「かな、おはよ!今日ね、サークルの飲み会があるんだけど来る?」
大学で仲の良い友人が話しかけてくる。
「飲み会かぁー。まあ、暇だし行っても良いよ」
「じゃあ決まりね!今日、同じ大学のイケメンも何人か来るみたいだから!よろしくね!」
同じ大学にイケメンなんていたっけ?と必死に大学の男子たちの顔を思い浮かべる。
*****
「あ!かなー!こっちこっち!」
サークルメンバーがいるであろうお店に入る。
「えっ!?まさと君!?」
「かなちゃん!?」
お互いにすごく驚いて、目を丸くさせていた。
「まさとー、この子誰?めっちゃ可愛いじゃん!紹介してよ」
まさと君の友人らしき人が近づいてくる。そして、私の隣に腰掛ける。
「ねえ、まさととどういう関係?付き合ってたの?」
「い、いえ…まさと君とは高校が同じで…」
「そうなんだ!じゃあ付き合ってはないわけね?じゃあ俺狙っちゃおうかなー。飲もうよ!」
あまり強くないお酒を手渡され、言われるがままに飲んでいく。次第に、視界がぼやけてくる。
「あれ?かなちゃん大丈夫?」
まさと君の友人がいやらしく私の太ももを撫でている。やめてほしいのに、力が入らない。
「かなちゃんは僕が送って行くよ。あと、かなちゃんは僕のだから手出さないでね?」
私はいつの間にか、まさと君の腕の中にいた。まさと君ってこんなに力強かったっけ…とぼんやりした頭で考えながら、タクシーに乗せられた。
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