人生初告白に浮かれていたら、イケメンの幼馴染が嫉妬して強引に迫ってきて!? (ページ 2)
必死にやめるよう懇願すると、健太郎はピタッと動きを止めた。
「え、初めて…?」
「うぅ…キスも初めてだったのに…」
私は緊張の糸が切れたのか、目からポロポロと涙がこぼれ出した。
「っ!…愛花、ごめん…っ」
健太郎は真っ青な顔をして、私をぎゅっと抱きしめた。
「ごめんな…怖かったよな」
私の髪をなでながら、頬に伝う涙をそっとぬぐってくれた。
そっけない言動のせいでクールに見られがちな健太郎だけど、本当は優しいことを私は知っている。
彼は自分の胸に私を引き寄せて、泣きじゃくる私を優しくなだめてくれた。
私は健太郎の腕に包まれながら、彼の温かさをかみしめていた。
*****
「…落ち着いた?」
「うん…」
私が泣き止むと、健太郎はほっとしたようだった。
「本当にごめん。暴走して自分のこと抑えられなかった」
「…」
「俺…本当に愛花のことが好きなんだ。信じられないかもしれないけど…ずっと好きだったんだ」
健太郎は私の目をまっすぐに見つめて、真剣なトーンで話してくれた。
「で、でも、他の女の子と付き合ってたじゃん…」
「愛花は俺のこと幼馴染としてしか見てないってわかってたから…他の人と付き合ってみたけど、やっぱり好きになれなかった」
健太郎の寂しそうな表情に、思わず胸がキュンとなる。
「そうだったんだ…」
「高校までは一緒だったからわかるけど、お前、男の見る目なかったし」
「はあっ!?」
「悪いけどほんとに。愛花に変な男が近づかないように阻止してたんだ」
「な、何それ…」
だからいい雰囲気になったと思ってたのに、何も進展しない人もいたのか…
「大学入ってどんどんかわいくなるし…正直焦ってたんだ」
「な、かっ、かわいい!?」
「かわいいだろ誰よりも」
恥ずかしげもなくしれっと言う健太郎にこちらが照れてしまう。
「愛花は今、戸惑ってるかもしれないけど…もう二度と泣かせないから。幼馴染としてじゃなく俺と付き合って欲しい」
健太郎らしいストレートな告白に、私は純粋に嬉しい気持ちになった。
まだ頭の中はちゃんと整理できてないけど、自分の中にこみ上げてる熱を信じてみることにした。
「うん…私でよければ」
「まじで!?本当に?…っやべえすげー嬉しい!」
健太郎は子どものように無邪気に喜んで、私に抱きついてきた。
「愛花、キスしてもいい?」
「う、あ…はい」
モジモジしている私を見て彼はフッと笑い、ゆっくりと唇を重ねてきた。
健太郎の形のいい唇が柔らかく押し当てられ、彼の体温が伝わってくる。
何度か触れるだけのキスを交わした後、突然私の中にぬるっと彼の舌が入ってきた。
「ん…ふ…んんっ!?…んあ、は…あぁ…っ」
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