ローターを入れたまま電車に乗せられ、その後はラブホに連れて行かれてしまいました

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ローターを入れたまま電車に乗せられ、その後はラブホに連れて行かれてしまいました (ページ 1)

「ん…はあ…」

人がぎっしりと詰まった電車の中、私は羞恥心を感じながら声を押し殺していた。

(周りの人にこの音が聞こえたらどうしよう…)

ブーブーと震える小さな音。

それは私のあそこに入れられたローターの音だ。

「芽実、顔色が悪いよ?大丈夫?」

心配そうに私の顔を覗き込む彼氏。

けれども、それがただの演技だと私は知っている。

「…誰のせいだと思ってるのよ、涼介」

私が悪態をつくと、涼介は楽しそうに笑う。

彼が手の中にあるピンクのスイッチをいじると、私の中にあるローターの振動が強くなった。

「んっ」

思わず声が出そうになって慌てて口を手で押さえたが、その様子を涼介がニヤニヤと笑って見ている。

「結構感じてるじゃん?芽実ってこういうの好きなの?」

「そんなわけないでしょ、バカ」

そもそもこんなことをしているのは、涼介がマンネリ防止だとか言ったからだ。

彼の口車に乗せられて了承した私も私だが、それも涼介が喜ぶのならと思ってのことなのにそんなことを言うのはあんまりではないか。

私が怒っていることに気づいたのか、涼介がごめんごめんと軽く謝った。

たったそれだけのことで許してしまう私も私である。

「ねえ、早く降りようよ」

「でも次の駅までまだ時間があるし、もう少し楽しもう」

そう言って涼介はまたピンクのスイッチをいじくり回す。

ローターの振動が強くなったり弱くなったりして私の体に甘い痺れが走る。

「ん、んんっ」

倒れ込みそうになり、涼介にもたれかかってしまう。

涼介は私の腰を撫でながら支えてくれた。

それからどれほどの時間が経っただろう。

ようやく駅についた。

出ていく人の波に乗って、私と涼介も電車から降りる。

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