憧れていた職場の男性医師にいきなり襲われ、快感と幸福に満たされた看護師 (ページ 3)

突然、ふわっと身体が浮かび上がり、美由紀は慌てた。
そのまま空中を移動する。
棚原に抱きかかえて運ばれているのだとワンテンポ遅れて気がついた。
そのまま、仰向けにどさっと落とされる。
それは、以前病室で使われていた、古いベッドだった。
棚原が馬乗りになってくる。
「乱れた浴衣って、最高にセクシーだよね」
そのまま胸元に手を入れてくる。
「たっ、棚原先生、こんなところで……」
棚原が美由紀の首に吸いつく。
そのまま甘く噛み、唇を鎖骨に沿ってゆっくりと這わせていく。
「あっ……」
美由紀は、ぞくぞくする初めての感覚に戸惑っていた。
そのまま、太ももの間にも手が滑り込んでくる。
「やっ……」
太ももを閉じるが、逆に棚原の腕を美由紀の股の間に押しつけるような形になってしまった。
棚原が挟まった腕を引き抜くように動かすと、美由紀の秘部が擦られていく。
「ひっ……」
電流が走り抜けるような感覚に、思わず声が出る。

「あれ？もう濡れてる？」
思わず脚を緩めた隙を逃さず、下着の上から指でなぞりながら棚原が言う。
「んあぁっ……！」
指でぐっと押されると、さらに電気が走る。
すっかりはだけた浴衣の下、肌着やブラもずらされて露わになった乳房を、棚原の唇と舌が優しく舐めていく。
「あっ、やっ、ん……」
何でこんなに気持ちよくて、ふわふわする不思議な感覚になるの？
初めて押し寄せてくる快楽に、美由紀は恐怖すら感じたほどだった。

「痛っ……！」
思考に没入して油断した一瞬、下着をずらして棚原の指が入ってきた。
身体の中心に違和感と、微かな痛み。
「え？もしかして初めて？」
棚原の言葉に、美由紀の顔は真っ赤になる。
「あっ、そうなのか……ごめん、それならこんなムードないところじゃ嫌かな」
棚原が指を引き抜く。
「して、ほしい、です……」
しかし美由紀は、お腹の奥がむずむずと疼く感覚に、思わずそんなことを口走っていた。

棚原が、驚いたように目を見開いた。
「嬉しい」
それから、にっこりと柔和な笑みを浮かべる。
それを見て、美由紀も幸せな気持ちになった。
しゅるしゅるっと、スムーズな手つきで浴衣の帯を引き抜かれる。
「やっ……！」
恥ずかしさからつい抵抗してしまうが、引き抜かれた帯で、両手首を拘束される。
さらにそれを、ベッドの頭上の枠に結びつけられてしまった。

「俺ね、ちょっとサディズムの気があるんだ。もちろん、痛いことはしないよ。ただ、美由紀さんを俺のものにしたい。嫌？怖かったら外すよ」
棚原の問いに、美由紀はふるふると首を横に振った。
棚原のものになりたい。
展開は突然だったが、美由紀の心はそんな気持ちで満たされていた。