バイト先の喫茶店で、片思い中の店長に思いのたけをぶつけたら燃え上ってしまった。 (ページ 4)
「おいしそう」
「ひゃあっ・・・胸、だめぇ・・・あんっ・・・しゃべら、ないでっ!」
浩司さんの顔が、胸に埋まる。乳房を舐め回して、乳頭に吸い付く。上も下も気持ちよすぎて、もっと欲しくて、まるで胸を押し付けるように背中がのけぞる。
「あまい」
「やぁ・・・このままじゃ、や」
早く動いて。うずいた体の衝動のまま、自分の腰が動く。でも、自分の体も支えきれなくて、こんな刺激じゃ足りない。さっきまであんなに余裕のない顔をしていたのに。まさか焦らされるなんて。
「千歳さん?」
頬に手を添えられて、雄の顔をした浩司さんが私の目をのぞき込んできた。唇にはちみつをつけたままで、とてもいやらしい。
「言ってごらん」
駄目だ。この声に、逆らえるわけがない。私のあそこも反応して、きゅっと締め付けている。
「動いてぇ、浩司さん」
「それから?」
「いっぱい、いっぱいついて・・・おかしくして・・・ひゃあっ」
ずん、と衝撃が全身に走った。正面から腰に回った腕に力が入って。その体制のまま、何度も体の奥に衝撃が来る。
「や、そこ、ほんと、だめぇ。あっ・・・あんっ」
「もう無理。っく・・・止まらない」
元々のぼりつめそうな状態で焦らされていた体だ。あっというまに、お互いわけがわからなくなる。
「来ちゃう・・・浩司さんっ・・・ふぁっ・・・あんっ・・・いっちゃうぅうう!!」
「俺も・・・いくっ」
熱いしぶきがお互いの体にかかった。ぎりぎり中には出さなかったらしい。しばらく、二人の荒い息遣いだけが続く。ぐったりとして、動けない。
「うれしかったです」
「千歳さん・・・そんなに酔ってないね?」
浩司さんにため息をつかれた。あきれたようだけど顔が赤くて、ついついうれしくなる。
「お酒の力を借りたのは否定できません」
「やけに冷静だね」
「必死なんです。でも変ですね。告白して勢いでOKもらえれば万歳だったのに」
「どうしてあんなことまでしたんだい」
「・・・判断能力が欠けていました。申し訳ありません」
「とりあえず・・・片付けようか」
「はい」
確かに。かろうじてシャツは着ているけど、はちみつでべたべただし、床の惨状はあまり考えたくない。
「浩司さん…後悔しています?」
「唯一悔いていることはこんなところで襲ってしまったことだよ」
「常連さんが、勢いで押せばとりあえず逃げないって」
「勘弁してくれ・・・」
新しいバイト先を探す必要はないらしい。湧き出す笑みをこらえきれずにいると、ぽんぽんと浩司さんに頭を撫でられた。また、惚れてしまう。
コメント (0)