朝食準備中に「ねぇ、シよ?」夫におねだりされる新婚キッチンえっち (ページ 2)

「だって、よく寝てたから」

眠そうに目をこする姿がひどく愛おしい。

「朝ごはん作るね」

この時間じゃブランチだねーと間伸びした声を後ろに受けながら、ぴかぴかのカウンターキッチンに立つ。

まだ慣れないここも、ふたりで過ごしていくうちに体に馴染んでくるのだろうか

卵をふたつ割り、軽く味付け。

生クリームを少し入れて、ぐるぐると掻き混ぜる。

パセリも混ぜて、彩りよく。

彼が好きだと言ってくれるこのオムレツは、これからもきっと何度も何度も作るんだろう。

幸せなことだ。

フライパンを熱して、バターをひとかけら。

じゅわじゅわとした音とともにあの香ばしいいい匂いがキッチンに広がる。

「美味しそー」

いつの間にか後ろに立っていた彼に抱きすくめられ、びくりとする。

「脅かさないで」

「勃っちゃって、治らないから」

「へ?」

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