夕暮れの教室、憧れていた恩師と一度きりの過ち (ページ 5)
…横田先生、さっきより感じてくれてるんだ…
その度に先生の責めも激しくなり。
「んぐっ、んふっ、もぉらめ…んぐ、イッちゃ…んんっ、んー!!」
先生の舌で私は絶頂を迎えた。
びくんびくんと体を震わせていると、その余韻に浸る暇もなく…ぐちゅん…
「んぁっ、熱ぃっ、横田せん…んんっ!」
先生の熱いモノがいきなり私を貫いた。
またしても喘ぎ声をあげかけた私の唇を先生が塞ぐ。
「っふ…あれ、水谷ってそんなに学習しない子だったっけ?そんなんじゃ合格あげられないし、やっぱ止めるよ?」
「…ん、いやっ、ごめんなさい、せんせっ」
「でも水谷の中は…すっごくいい…イッたばっかで更にぎゅうぎゅう締め付けてくる…ヤバ、俺もすぐイキそう…」
先生の腰の動きが激しくなり、私のお腹の奥を打ち付ける。
私は先生にしがみつきながら、
「せんせ、せんせ、私の名前呼びながらイッて…!」
と夢中で懇願した。
先生の唇が耳元を掠め…
「…っく…!」
どくんどくん…びゅるっ…
はだけたブラウスから露わになっていた私の体に、横田先生の熱い欲望の塊がどろりと飛び散った。
「横田先生、何で…」
先生の熱い欲望を体の中で感じたかった。
それに、さっき耳元で…
『ごめん、水谷、名前で呼ぶのは…ダメ…』
「水谷は教え子で、俺は妻もいる教師だ。お前の気が済むならと思ったから、こんな事も今日だけ。だけど欲望のままにお前を抱いたんじゃないよ。大事な教え子だから…うまく言えないけど…」
横田先生の優しさが好き。
でもこんな優しさは辛い。
「ねぇ、横田先生、もっかいキスして?」
卒業式の時には見せなかった困った笑顔で、それでも先生はキスをしてくれた。
さっきの犯されるような激しいキスではなく、子供を宥めるような穏やかなキス。
「あとね、ここ。ここにキスマーク欲しい。」
私は髪を払って、首筋の耳より少し後ろをトントンと指さした。
「今日の思い出に…過ちだって分かってるけど私だけの証を…。教育実習終わるまで消えないように強く。終わったら、消えたら、今度こそちゃんと忘れるから…」
「水谷…」
横田先生が痛いくらい強く、噛み付くように唇を首筋に押し付ける。
この涙は、きっとその痛みのせい。
あの卒業式の日と同じ、夕陽の逆光に照らされた2人の影だけが、一度きりの秘密の逢瀬を覗いていた。
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