獲物を狩るようにうなじばかりを責められて…性感帯を開発されてイキ続ける (ページ 2)
わざと肌に触れるように下ろしていた髪の毛を掻き分けられ、項や背中に視線が絡み付いてくる。
思わず目の前の枕にぎゅっとしがみつけば、背後からクスクスと笑われた。
「まだ少ししか触ってないんだけど」
そんな言葉ひとつにぞくりと背筋が甘く痺れた。
確かに触れてはいないけれど、肌を掠める彼の吐息に、言葉に、甘い雰囲気に身体が跳ねてしまう。
つつつ…と指先で背を撫でられ、思わず声が出そうになったのを寸でのところで我慢する。
しかし再び項に口付けられ、結局抑えきれず簡単に声を上げてしまった。
「あ、あぁっ…!」
仰け反りながら快感を享受して、あたかも「もっとして」と響に首筋を押し付けているかのようになってしまう。
それを知ってか知らずか彼はそこにぢゅっと音を立てて跡を残していく。
「ひっ!…やぁ、ん…っ」
軽く噛み付かれ甘い痛みに身体を震わせると次は舌先でちろちろと舐められて、普段はきっとくすぐったく感じてしまうようなそれも今はあられもない声をあげてしまう為の材料でしかない。
閉じる事の出来ない唇からは、だらしなく唾液が溢れしがみついている枕を濡らしていた。
けれどそれだけではなく、疼いて仕方のない場所の下のシーツも既にぐっしょり濡れているのは、確認する必要もなかった。
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