「成人式の日に展望台の上で」口約束が守られた時、想いを伝え合うのは― (ページ 4)
次第に呼吸が荒くなり、夕方は夜になっていた。
夜の展望台にはほとんど人は来ない。
良介は、私のスーツのワイシャツのボタンを上から丁寧にはずしていった。
もどかしくなってきた私は、自らスーツの上着を脱いだ。
二十歳の張りのいい乳房が、ピンクのブラジャーからこぼれ落ちる。
「いい?」
良介が言った。
たくさんのキスで頭が朦朧としていた私は、ただうんうんと頷くことしかできなかった。
私を壁に押しつけて、良介が上半身に舌を這わせてくる。
「あっ…」
舌はいつの間にか、耳たぶ、首筋を通過し、乳首に到達していた。
こればっかりは声が漏れてしまう。
良介の舌は乳首をべろべろとなめ回したり、子供のように吸いついてきたり、舌先で乳首を転がしたり丁寧で優しく、私はその快感に自分で自分の制御が効かなくなるのがわかる。
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