遠距離恋愛中の彼とリモート飲みをしてみたら、気分が盛り上がりリモートエッチがはじまっちゃった! (ページ 2)
「新しい下着でしょ?見たいな~」
久しぶりに仁と顔を合わせることが嬉しくて、気分を上げるために新調した下着をつけていた。
お腹を見せた時に、少し見えてしまったらしい。
そんなことに気づいてくれることが嬉しくて、つい言うことを聞きそうになるが、一応反抗してみる。
「ばか、どこ見てんのよ!」
出していたお腹をばっと隠す。
「みゆきちゃーん、おねがーい!触れないんだから、せめて見せてよー」
両手を合わせ、すがるように頭を下げる仁を見て、求められていることが嬉しくなる。
「もー、仕方ないなぁ」
まんざらでもなく、いそいそとTシャツを脱ぐ。
画面をのぞき込む仁の喉がごくっとなった、ような気がした。
「…どうかな?」
少し照れながら、画面の向こうの仁を見つめる。
新しい下着は水色で、大きな花の刺繍が美しい、艶やかな下着だった。
返事がない仁に痺れを切らして、沈黙を埋めるようにみゆきが話し出す。
「へ、変かな?仁、水色好きだって…言ってたから、買ってみたんだけど…」
みゆきは恥ずかしさから、画面の仁の顔を見れず、視線が定まらない。
「な、なんか言ってよ…」
恥ずかしくて涙目になりながら、すがるように仁を見た。
「…ごめん、すげー似合ってて…見惚れてた…」
仁の顔は赤く染まり、熱い視線が送られていた。
「あ、ありがとう…」
本当にそう思ってくれていることがわかり、素直に嬉しかったが、
「触れないのが、悔しい…」
仁の顔が辛そうに歪んだ。
「仁、そんな顔、しないで。来月は連休あるし、遊びに行くから」
上半身下着ということも忘れて、画面に近寄り仁に声をかけた。
「…私だって、仁に触れないのは悔しいよ…」
独り言のように呟くと、
「じゃあさ、みゆき。自分で胸揉んでみて?」
突然の提案に驚くが、仁は至って真面目な風だった。
あんな辛そうな顔を見てしまったら、仁の悪ふざけに少し付き合ってあげようという気持ちになった。
「…こう?」
むにむにと、ぎこちない動きで自分の胸を揉んでみる。
「気持ちいい?」
仁の質問に、みゆきは淡々と答える。
「いや、全然…恥ずかしいだけ」
胸から手を離そうとすると、
「じゃあさ、胸を回すように揉んでみて?」
「え、まだやるの?…こんな感じ?」
なるほど、仁の指示通りに手を動かしてみるとさっきよりも随分気持ちがいい。
「…うん、みゆきの手やらしく見える…」
「っ!」
みゆきは顔がぼっと火照るのを感じ、胸から手を離した。
「ごめんっ、もう少しだけ、見ていたい…」
はぁ、とため息をつきながら、再び胸に手を戻す。
ゆっくり胸を揉みながら、仁はいつもこんな風に揉んでたのかと思いながら画面を見ると、ぽーっと赤くなった顔の仁が映っていた。
それはまるで、仁に胸を揉まれているかのような感覚だった。
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