束縛彼氏から監禁されている中、外出したら…お隣さんに聞こえちゃう玄関エッチ (ページ 7)
「…いつもより締まってる」
「っ…!」
再び耳元で囁かれてぞくりとする。
「人に聞かれてる方が気持ち良い…?」
そんな事ないと首を横に振るが、彼は聞く耳持たずにねっとりと責めたててくる。
「あっ、あんっ…ぁ…!」
翔の意地悪な囁きに、肌がぶつかる音に耳から犯される。
もしかしたらわたしの声だけではなく、そんな淫らな音まで外に聞こえているのかもしれない。
やがて新たに男性の革靴のような足音が耳に入ったが、もう声も音も抑えられなかった。
「あっ、も…っ…!!」
足に力が入らず、後ろからただ犯され声を上げ絶頂を待つ。
けれど、突然彼の動きが止まりわたしの口を手で塞いできた。
「…?」
「…外、男も居るな」
そう耳元で囁かれ、思わず翔を思い切り締め付ける。
彼はわたしからゆっくりと出て行き、その小さな刺激にも肩が跳ね上がってしまった。
そして外からばたんと扉が締まる音が聞こえ、今の今まで扉の向こうには人が居て、全部聞かれていたのかも…と思い至ってだんだんと熱が冷めていく。
「ば、ばか…翔ちゃんのばか…!」
ご近所さんに聞かれたというその事実に、穴があったら入りたい気分だった。
瞳から大粒の涙がぼろぼろ零れ、もう彼が何を考えているのか訳が分からない。
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